【SV S2使用構築】雷鳴ドラパニンフ【最終R2002/1185位】

皆様、S2ならびにシリーズ1お疲れ様でした!
しろ(@siro_eikan)です

今回目標であった「最終レート2000」を達成することができたので、記念として構築記事を残そうと思います。巷では「順位とレートが見合ってない」との意見も散見されますが、自分が嬉しいからいいのです。

良ければご一読いただけますと幸いです。

【使用構築】

【コンセプト】

・こだわりの火力を押し付けつつ引くべき所は引き、ダメージレースを制する

【構築経緯】

1. 構築の軸

環境最速でスカーフ持ち以外のほぼ全てを上から攻撃できるドラパルトからスタート。対面操作ができ、火力を底上げすることで襷も貫通できると強いと感じ鉢巻型で採用しました。

次に、友人のサーナイトマスターからフェアリー技の通りがいいとの助言をもらい、特殊フェアリーの高火力を押し付けることができ耐久もそこそこ、そして可愛いニンフィアを眼鏡で採用しました。

こだわり鉢巻とこだわり眼鏡の物理・特殊両高火力で挟み込むこの2体を軸と定めました。

また、ドラパルト・ニンフィアが初手で対面した際、テラスタルやスカーフ等の不確定要素を考慮して居座りを選択しづらい相手のドラパルトやサザンドラ、サーフゴーに対する様子見の引き先として、タイプ受けのできるドドゲザンを採用しました。対面駒としての意味合いもあります。

2. 補完

上記3体はシーズン1から採用しており、残り3体は流動的でした。対戦を重ねていく中で課題と感じたのは以下4点への対策でした。

①トップメタの並び、カイリュー+サーフゴー
②キラフロルやデカヌチャンによるステロ展開
③セグレイブ等物理積みエース
ウルガモス(特に耐久振りフェアリーテラス)

①、②への対策として、鋼テラス身代わりサザンドラを採用しました。カイリュー+サーフゴーにはテラス込みで両方に有利を取れ、キラフロルやデカヌチャンには身代わりから入ることで被害を最小限にとどめることができます。ステロを撒かれることは許容し、むしろステロを撒かれてもディスアドの少ない構築とすることで1ターン分のアドを取ることを目指しました。

③、④への対策として、積み展開を無に帰す天然勢、ヘイラッシャラウドボーンの両方を採用しました。特にヘイラッシャは③の、ラウドボーンは④の対策となります。この2体の型としては、受けるだけでなく攻撃性能にも重きを置きました。

以上で本構築が完成しました。

【個体紹介】

ドラパルト


ラスタル:電気
特性:すりぬけ

性格:陽気
努力値:×-A252-×-×-D4-S252
実数値:H163-A172-B95-×-D96-S213
持ち物:こだわり鉢巻
技構成:ドラゴンアロー / 蜻蛉がえり / テラバースト / ゴーストダイブ

<調整>

ASぶっぱ、1舞準速カイリューを抜くため最速

<Comment>

どこからもフェアリーテラスが切られる可能性のある環境であったため動きにくさがあるように見えますが、それは初手出しした場合の話であり、相手のフェアリー枠を落としたり、相手にフェアリー以外のテラスを切らせた後はドラゴン技の通りがむしろ良くなりスイーパーとして活躍してくれました。
技構成として、メインウェポンとしてドラゴンアロー、対面操作技として蜻蛉返り、後述の理由によりテラバースト、ほとんど使用機会はありませんでしたがゴーストダイブを採用しました。不意打ちを採用していた時期もありましたが使用機会が1回もなかったです。
テラスタイプは環境初期から構築全体として重いマリルリを消し炭にするための「電気」としました。意気揚々と初手出しされたマリルリを鉢巻電気テラバで葬ったり、後出しされるアーマーガアやヘイラッシャにも刺さることも多かったです。また、S1終盤から増えた飛行テラスカイリューにも弱点をつける点も狙いの外ではありましたが強かったです。
主に役割対象であるマリルリや、キノガッサ・パーモット・ゲンガー等襷持ちのいる相手に対して選出しました。
選出率5位

ニンフィア


ラスタル:炎
特性:フェアリースキン

性格:控えめ
努力値:H164-×-B84-C180-D4-S76
実数値:H191-×-B96-C168-D151-S90
持ち物:こだわり眼鏡
技構成:ハイパーボイス / テラバースト/ サイコショック /破壊光線  

<調整>

HB:こだわり鉢巻A182ガブリアス地震確定耐え
S:60属付近は大体抜けるように
C:出来るだけ高く

<Comment>

歌姫その1
フェアリースキン+眼鏡による高火力フェアリー技により、常にダメージレースを有利に進めさせてくれました。特殊耐久はもちろんのことB方面に多少振ることで物理耐久もある程度あり、Sが上の相手に対しても耐えて大ダメージを与えることができます。
個人的に偉いと思っている点は、ほぼ全ての型のカイリューに対して解答となり得ることです。相手のカイリューがテラスを切ったとしてもマルスケ込みでハイパーボイス2発で大体倒すことができるため、羽休めで詰ませられることはありません。竜舞後の攻撃も飛行テラバを除き耐えるため、高確率で殴り勝つことができます。鉢巻カイリューの場合も飛行テラバを除き1発耐えることができ、逆鱗は選択されず神速・地震についてはドラパルトやサザンドラ後投げで透かしてから試合のテンポを握ることができます。いずれのカイリューに対してもハイパーボイス選択が安定する点は評価に値するでしょう。
技構成として、メインウェポンとしてハイパーボイステラバースト、ドオー引き等に刺すためのサイコショック、余った1枠に最高火力となる破壊光線を採用しました。ラス1対面ハイパーボイスでは落とせない相手を吹き飛ばすこともあったため破壊光線の採用は正解でした。
テラスタイプは鋼との相性を逆転できる「炎」としました。テラバーストに関して、ニンフィア独自の強みがひとつあります。特性フェアリースキンにより、テラスタルを切る前はノーマル技のテラバーストをフェアリータイプ技として放つことができます。そして、テラスタルを切ることで、こだわっていたとしても異なるタイプ技としてテラバーストを放つことができます。この仕様により、フェアリー技読みで交代してきた鋼タイプを交代することなく次ターンに炎タイプ技で倒す動きができ、多くのeasy winを獲ることができました。
フェアリー技の通りのよさから相手に鋼枠が3体以上いる場合等を除き殆どの試合に選出し、期待どおり活躍してくれました。
選出率1位

サザンドラ


ラスタル:鋼
特性:浮遊

性格:控えめ
努力値:×-×-×-C252-D4-S252
実数値:H167-×-B110-C194-D111-S150
持ち物:オボンの実
技構成: 悪の波動/ ラスターカノン / 挑発/ 身代わり

<調整>

CSぶっぱ、火力重視で最速サーフゴーをちょうど抜けるため準速

<Comment>

控えめC特化とオボンの実による回復で火力と耐久をいいバランスで共存させることができました。
技構成として、タイプ一致の悪の波動、鋼テラス時に2つ目のタイプ一致技となるラスターカノン、展開阻害や様子見等柔軟に使うことのできる挑発身代わりを採用しました。
テラスタイプはカイリューガブリアス、セグレイブ等物理ドラゴンたちに強くなり、キラフロルやドオーをシャットアウトできる「鋼」としました。
相手にカイリュー+サーフゴーやデカヌチャン、キラフロル、キョジオーン、ラウドボーンがいたり、受け構築に選出しました。それぞれに対するサザンドラの強みは以下のとおりです。
・対カイリュー:鋼テラスをきることで相手の技を半減以下にでき、上から挑発をうつことで竜舞羽休めを阻害できる
・対デカヌチャン:初手身代わりにより電磁波をシャットアウト、はたき落とすでは身代わりが破れない
・対キラフロル:鋼テラスを切ることでマジカルシャインも半減にでき、特殊技のため毒菱も撒かせない
・対キョジオーン:身代わりをしおづけが破れないため一方的に攻撃でき、挑発で自己再生も阻害可能
・対ラウドボーン:身代わりから入ることで相手がテラスタルを切るかを様子見しつつ、次ターンに悪技か鋼技かを選択可能
選出率2位

ドドゲザン


ラスタル:悪
特性:総大将

性格:意地っ張り
努力値:H124-A212-B4-×-D4-S164
実数値:H191-A200-B141-×-D106-S91
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ドゲザン / アイアンヘッド / 不意打ち / けたぐり

<調整>

S:60属付近は大体抜けるように

<Comment>

優秀な種族値+チョッキ+悪鋼による防御性能、高いA+総大将+不意打ちによる攻撃性能を併せ持ち、序盤中盤終盤のどこでも活躍してくれました。数値によりガブの地震やセグレイブのテラス地震も素で耐えることができます。
技構成はタイプ一致のドゲザンアイアンヘッド、強みである不意打ち、残り1枠にドドゲザンミラーや鋼テラスサザンドラ含めてノーマル・悪・鋼への打点となるけたぐりを採用しました。
テラスタイプは火力向上+鋼の格闘・地面弱点をなくす「悪」としました。
相手にドラパルトやサザンドラ、サーフゴー、ドドゲザン等タイプ一致技を半減できる相手が多い場合優先的に選出し、こちらのドラパルトやニンフィアからの引き先として裏から出していました。
選出率3位

ラウドボーン


ラスタル:フェアリー
特性:天然

性格:図太い
努力値:H252-×-B100-C4-D68-S84
実数値:H211-×-B146-C131-D104-S97
持ち物:空振り保険
技構成: フレアソング/ 祟り目/ うたう/ なまける

<調整>

HD:控えめC203サーフゴーのシャドーボール確定耐え
S:2段階上昇時(からぶり保険発動時)最速マスカーニャ抜き

<Comment>

歌姫その2
元々は耐久振りフェアリーテラス蝶舞ウルガモスや、オニゴーリ等クソ害悪共を役割対象としていましたが、それ以外のあらゆる構築にも出せるように禁断のうたう+空振り保険型としました。
技構成はフレアソングうたうに加え、回復技のなまける、相手を眠らせた後高火力を出せる祟り目を採用しました。テラスタイプは元タイプの弱点を消しつつ対応範囲を広げるため「フェアリー」としました。
相手にウルガモスがいた際に優先的選出しましたが、どうしてもあと1枠明確に選出が決まらないときも最後の砦としてほげほげ歌ってもらいました。型が型なのであまり頼りたくなく、選出はできるだけ控えるようにしていましたが、出した試合はほぼ戦局をひっくり返してくれました。
選出率6位

ヘイラッシャ


ラスタル:地面
特性:天然

性格:意地っ張り
努力値:H124-A236-B140-×-D4-S4
実数値:H241-A165-B153-×-D86-S56
持ち物:食べ残し
技構成:ウェーブタックル / 地震 / 雪雪崩 / 欠伸

<調整>

HB:こだわり鉢巻A182ガブリアスの逆鱗を食べ残し込みで確定3発

<Comment>

高いB方面の耐久に加えてAにほぼ振り切り火力も高めることで、あらゆる物理アタッカーを打破してくれました。
技構成はタイプ一致のウェーブタックルにサブとして地震雪雪崩、余った1枠に入れ得で食べ残しとも相性のよい欠伸を採用しました。
テラスタイプはこの構築に一貫がありヘイラッシャから崩す目論みで対面を作られやすい電気タイプを逆に無償突破するための「地面」としました。これにより水ロトムを除き電気タイプに怯えることなく選出が可能でした。ただし、テラスを切ることで元々の役割対象であるセグレイブやイルカマンに逆に弱くなってしまうため、テラスを切るかどうか相手の構築・選出から慎重に見極める必要がありました。
選出率4位

【結果】

最終レート:2002
最終順位:1185位


【感想】

改めて、S2およびシリーズ1お疲れ様でした。

剣盾からポケモン対戦を始め、ダイマックスにより相手を3タテする戦法をよくとっていたこともあり、 ダイマックスを失ったSVでの対戦は苦しいスタートとなりました。実際にS1では8000位〜15000位をうろうろしていました。
そのような状態から、S1から毎試合記録していた試合メモを見返し構築・立ち回りを少しづつ改善していった結果、S2では最終3桁手前(実際に最終戦1035位から勝てていれば達成…?)まで順位を上げることができ頑張りは無駄ではなかったとわかってよかったです。また、インフレの中でのオマケではありますが、目標としてきた最終レート2000も達成でき嬉しいです。

また環境が変わり、一から練り直しとはなりますが、次は最終3桁以内かつレート2000を目標に頑張っていこうと思います。

ここまで稚拙で冗長な文章を読んでいただきありがとうございました。
感想や質問等はTwitterのDM等で受け付けておりますのでよろしくお願いします。

それでは、これからも良いポケモンライフを!

※おまけ

ポケモン対戦のセンスあると思ってないから、こういうので少しでもカバーしないといけない。

■対戦記録(最終日付近抜粋)

■シリーズ1の雑メモ書き散らし